表具師が施す掛軸修理の技をご覧ください。

加藤遠月堂

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表具師の技

表具の趣きは残して美しさが蘇るシミと一緒に作品全体を漂白してしまったら、せっかくの表具の魅力が半減してしまいますよね。

表具師が長年培ってきた細やかな作業で、掛軸本来の趣きはそのまま残して、シミだけを修復します。

掛軸修理の流れ

色止めまず、作業の途中で誤って色落ちしないように書や絵画の部分に色止め処理を施します。

はがし裏打ちされた古い紙をはがします。作業台に紙を敷き、その上に本紙を裏向きに乗せて霧吹きで水分を与え、刷毛で延ばします。
作品に傷がつかないように最も集中する作業です。

染み抜き入念に染み抜き処理をします。

裏打ち本紙に新しい紙で裏打ちします。これを肌裏といいます。

増裏裏打ちを補強するためにさらに裏打ちをして完成です。

施工実績のご紹介−表具師の技でよみがえった表具−